有村架純演じる元風俗嬢役のちひろに共感するシーンが幾つかあった。
「皆んなで食べた方が美味しいって言うけど、一人で食べても美味しい物は美味しいよ?」
「僕たちはみんな人間の箱に入った宇宙人なんだ。同じ人間だなんてよく言うけど、一人ひとりやってきた星がバラバラなんだから解りあえないのが当然なんだよ。」
シーンの前後はここに書かないので語弊のある伝え方になるが、このシーンと台詞が印象的だった。
自分自身、一人で行動することが多いので特に。
一人で飯食いに行ったり服見に行ったり映画館も行けるしね。
外出に関してはもうほぼ一人でなんでも出来るんちゃうかな。
要は楽だ。何事も。
他人に捉われずマイペースで生きる姿勢に共感と考えさせられる部分もあり良い映画を観た。
人によっては好き嫌いが分かれる作品かもしれないが。
とある柔術家が言っていた。
趣味は何ですか?の質問に関して、
「音楽とかも聴きますね。ミクスチャーやパンクロックとか聴きますよ。でもね、ここで共有する気がないのでわざわざ言わないだけです。」
あー、コレむちゃくちゃわかるなーと思ったね。
一つの土俵があるねんからその土俵内で解る人に解ってもらえればいい。
自分の方からわざわざその分野を知らない人に共有しよう、理解してもらおうとは思わない。
お互いがわかる話し合える範囲でフラットにいきましょうよ。
同じ星の人とはお互いに熱狂する話をすれば良いし、違う星同士でもお互いが解る範囲で話ををすればいい、そこで学びや違いが生じてもそれはそれでいい。
とは思う。俺はね。
話が変わらないようで変わるが、この作品の監督、今泉力哉のSNSアカウントが幾つか先日消えていた。何かあったのか。