午後の競馬(詞)

だらだら欠伸して 畳の匂い

俺は寝転び 猫になる

ヒグラシ 安風鈴

 

馬が走る 親父が観ている

 

怠惰に俺はまた 天井を見つめる

あの時 あの事を また気にしている

 

とぼけた顔をして 何もないふりをして

 

実は気づいている

実は知っている

笑ってはいるけど

 

怠惰に俺はまた…

 

馬が走る 親父が観ている

馬が走る 親父が笑う