2022-09-25から1日間の記事一覧

8月/秘密基地(詞)

照りつける8月と今日も集まる子ども達 旗を掲げ出発さ 目的地までひとっ飛び 川沿いの秘密基地 調子に乗ってはしゃいでいる 水しぶき眩しくて なんだか今日も暑いのさ 楽しくて疲れたら木陰を見つけひと休み そよ風に吹かれては眠気に誘われぼんやり 目蓋の…

おでん屋の匂い(詞)

歩道橋 顔を赤く染めた街行く人々を眺め おでん屋の匂い コンビニで買った酒で退屈をしのぐ 街はパレード もうすぐ年を跨ぐ 調子に乗り浮かれた俺は つい喋りすぎてズレに気付く 責める気になれず 少しセンチメンタル 冷たい風の中 背中丸め 陽はまた昇り繰…

午後の競馬(詞)

だらだら欠伸して 畳の匂い 俺は寝転び 猫になる ヒグラシ 安風鈴 馬が走る 親父が観ている 怠惰に俺はまた 天井を見つめる あの時 あの事を また気にしている とぼけた顔をして 何もないふりをして 実は気づいている 実は知っている 笑ってはいるけど 怠惰…